オンド・マルトノとは？  オンド・マルトノは、鍵盤・弦・スピーカーからなる電波楽器です！！  1928 年、フランスの電気技師モリス・マルトノによって発明されました。 「オンド（ondes）」はフランス語で「波」を指し、「マルトノの電波」という意味になります。チェロ奏者でもあったマルトノは、第一次世界大戦時、電気技師として派遣された戦地で、発明されたばかりの無線の音を聞いて音楽を感じ、「これを楽器にしたい！」と思い立ったそうです。  この楽器は現代音楽や映画音楽、CM で効果的に使われることが多く、大河ドラマ「青天を衝け」のBGM にも登場するなど、実はその音を耳にする機会は少なくありません。一方、生演奏を聴ける機会は珍しく、国内でもオンド・マルトノ奏者は10名ほど。フランスの音楽美学者ジゼル・ブルレが「魂を奏でる電子楽器」と評したその音を、ぜひ生でご体感ください！ 公演終了後には、ステージ上で楽器見学を実施します。 ► ♪オンド・マルトノの構造をご紹介♪ ♪オンド・マルトノの音楽を聴いてみよう♪ 【YouTube】【おうちで】#6 原田 節 幻想的な音世界 オンド・マルトノ Takashi Harada plays the Ondes Martenot【ときめくひととき】

日時	2023年11月11日（土） 14:00開演（13:30開場）
会場	つくばカピオホール（つくば市竹園1-10-1） （座席表はこちら）
プログラム	C.ドビュッシー：月の光 A.ピアソラ：デカリシモ 一柳慧：ピアノとオンド・マルトノのためのバリエーション F.プーランク：15の即興曲より第15番「エディット・ピアフを讃えて」 O.メシアン：「美しい水の祭典」より第6曲「水」（オンド・マルトノ6重奏）※事前録音音源使用 ほか プログラム等は一部変更になる場合がございます。予めご了承ください 終演後、ステージ上で楽器見学実施（写真撮影可） 楽器に触ることはできません
出演	原田 節（はらだ たかし） オンド・マルトノ 三歳よりヴァイオリン、七歳よりピアノを始める。また十二歳より歌のレッスンを開始した。学生時代に強烈な自己表現能力に優れたオンド・マルトノと出会い、慶應義塾大学経済学部を卒業後渡仏、パリ大学を経て、パリ国立高等音楽院（コンセルヴァトワール）オンド・マルトノ科を首席で卒業。以来オンド・マルトノ独奏者（オンディスト）として、オリヴィエ・メシアン作曲の「トゥランガリーラ交響曲」など、20ヵ国320回を超えて、世界の主要オーケストラ、名だたる指揮者たちと共演している。 在学中より作曲家武満徹氏の知己を得て、作曲と演奏の双方からアプローチする新しい音楽の創造に傾倒し、自作曲を含む世界中からの新曲を200以上初演している。また映画、CM、テレビドラマ、バレエ音楽のレコーディング等、多方面において目覚ましい活動を続けている。2016年5月、シンフォニエッタ静岡定期公演、グランシップにて＜プーランク、ピアノ協奏曲＞のソリストとして出演。 グローバル音楽奨励賞、出光音楽賞、飛騨古川音楽大賞奨励賞、など受賞も多数。
	石岡 久乃（いしおか ひさの） ピアノ 桐朋女子高校音楽科を経て、桐朋学園大学ピアノ科を卒業。安宅薫とのピアノ・デュオ「プリムローズ・マジック」でNHK交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団他多数のオーケストラと2台のピアノのための協奏曲を共演。各地でのリサイタル、NHK-FM、TV番組の出演などの活動の他、ビクター・エンターテイメント、ソニーミュージックより7枚のCDをリリース。2台ピアノの新作紹介も多数あり、全音楽譜出版社からは初演作品である三瀬和朗、尾形久美、麻生信子、岩下周二、平部やよい、福田恵子作曲「プリムローズへのオマージュ」、そして委嘱作品である池辺晋一郎作曲「ふたりづれの蝶がくぐる...」が出版されている。また、様々な楽器との共演も多数行っている。現在、桐朋学園大学及び附属音楽教室非常勤講師。
料金	全席指定（税込） 1,100円 未就学児入場不可 当公演は、つくばシニア割対象外です 当公演は、茨城県教職員互助会割対象外です 前売券完売の場合、当日券の販売はありません 本コンサートは（公財）三井住友海上文化財団の助成により特別料金に設定しています
発売日	ネット・電話予約：9月9日（土）13:00～ 窓口販売：9月10日（日）9:00～
チケット取扱い	つくばカピオ TEL：029-851-2886 ノバホール TEL：029-852-5881 （公財）つくば文化振興財団 TEL：029-856-7007 財団ネット予約・購入ページ（外部リンク）

♪オンド・マルトノの構造をご紹介♪ ① 右手で演奏し、音程や音色を決めます。 鍵盤数は6オクターブですが、切り替えで7オクターブの音域になります。 鍵盤は本体に吊られていて、演奏家の指先で奏されるビブラートは、個性的で自発的な表現を可能にしています。 鍵盤の手前には1本の糸（リボン）が張ってあり、糸に付けられたリングに右手の指を入れてスライドさせ、 音程を決めます。この楽器の特徴的な演奏法です。 ② ボタンやレバーがあり、左手で操作して音の強弱や長さを表現します。 音楽の表現を決める、オンド・マルトノの魔法の箱です！ ③ トゥッシュの役割を足でもします。 ④ 内部に銅鑼(どら)が吊られています。 電気の振動で銅鑼を共鳴させ、神秘的で金属的な響きを作り出します。 ⑤ 前後に12本ずつ弦が張ってあります。 電気の振動で弦を共鳴させ、アコースティックな響きを生み出します。 ⑥ メインに聴こえる音を響かせます。

主催：

つくば市・（公財）つくば文化振興財団・
茨城県・（公財）三井住友海上文化財団

お問合せ：

（公財）つくば文化振興財団　TEL：029-856-7007
（9:00～17:00 月曜休業・月祝の場合、翌平日休）

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